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黒猫のりお の話 (前編)

本日は、”のりお”という黒猫の思い出話をさせてください。

とねこり家がペットの葬祭などでお世話になっているお寺については
既にご存知の方もいらっしゃるかと思います。

過去記事はこちら 「病気回復祈願!」
            「よんよんの約束」
            「にゃんごーるを送った日」
            「犬の くろっちの事。」


私は、こちらのお寺を通して2度ちょっと不思議な体験をしています。
1度目は、↑の記事にあるよんよんの時。
そして2度目が、今回お話しする 黒猫のりおの時でした。

本日は、のりおの思い出話です。
(自己満足的に長いのでスルーしてくださってもOKです)


のりお(通称のり)は私の実家の猫で
2年前の11月29日に亡くなりました。(享年15才くらい)


IMG_2115_convert_20121129164738.jpg

10年以上実家で暮らしましたが、
のりは、ある日フラリとやってきたノラ猫でした。
後に、実家から徒歩5分ほど離れたお宅で生まれた猫だと判明。
母猫になぜかいじめられ続けて、家出したのだそうです。。
それが実家にやってくる半年程前。
しばらくノラ生活をした後、実家にたどりついたのりでしたが
実家に毎日通い詰めるも、あまり歓迎はされませんでした。
(通いはじめるきっかけを作ったのは、ごはんを提供したこのとねこりなのですが!)
のりに一目ぼれしてしまったとねこりは
毎日実家に通い(車で3分の距離)のりを家に置いてほしいと頼みました。
2・3か月かけてじわりじわりとのりは実家の猫になっていきました。
それでもなかなか住まいに上げてもらえず、お店(自営業)で寝泊りしていた時期もありました。
暖かい季節だったので幸いでした。
いよいよ住まいに足を踏み入れるのを許されたのは
半年以上たってからでしたが、それは私が一生懸命頼み込んだからではなく、
ひとえに、のりの日頃の素行が評価されたからでした。
のりは、いたずらを全くしない猫でした。
爪とぎの上では盛大に爪をとぎますが、それ以外の場所で
決して爪とぎをしませんでした。(聞いたかもんちゃん!)
テーブルの上や棚の上などにも上りませんでした。
一度棚の上に上ってしまい、上った自分に驚いて飛び降りたことがありました(笑)
外に出ると自由に塀の上、屋根の上を歩きまわっていました。
イヤな事をされても、誰かを噛んだり爪を立てることも一度もなかったんです。
そんなのりを両親は初めのうちは「立場をわきまえてる」とか「おとなしい」とか
言っていましたが、そのうち
「めずらしい程賢い」とか「毛並がいい」とか、ついには「気品がある」とまで言いだし、
のりの評価はうなぎのぼりだったのです。

のりは日中よくお店で過ごしていました。
お店に来るお客さんの中にものりを目当てにいらっしゃる方も多く、
「黒猫さんがいるお店」と、通りかかる子供さんにも人気でした。
ついには、のりに惚れてしまったプードルまで現れました。(オス同士ですが)
のりはとても大人しい猫だったので、いろんな方にかわいがってもらいました。



痩せていたのりも、数年でまっふりと太り、黒猫の貫録を見せました。

IMG_1502_convert_20121129164700.jpg
雪の庭で。


車の音を聴きわけて、私が実家に行くと必ず車まで迎えに来てくれました。

父に抱っこされるのが大好きで、父とのりの定番の風景でした。

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季節を問わずこの場所この体勢。


ノラ生活の間にケンカも多かったからか、のりは猫エイズキャリアでした。
その影響か、亡くなる2年程前から痩せはじめて
食欲がなくなり脱水を起こして、度々病院にかかるようになりました。


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2年前の夏から、さらに急激に痩せて、食欲も激減しました。
尋常ではない脱水を起こした11月の終わり、
タイミング悪く、かかりつけの病院は休診日。。
のりの状態はものすごく悪く、病院に行けば入院は必至。
両親と長い長い相談の末、のりを家にいさせることに決めました。
のりの経過を知らない病院に、のりを置いてくることがどうしてもできませんでした。
知らない場所で、のりに不安で怖い思いをさせて、
そのままお別れになってしまうのは耐えられませんでした。。

暖かい居間で、家族の話し声や気配を感じながら
のりは、静かに静かに身体を横たえていました。。

それから実家に泊まり込んでのりに付き添いました。
日中は両親が看て、私は夕食後に実家に行ってのりと過ごし
朝、両親と交代して帰宅しました。

夜中に何度かのりがトイレに行こうとするのですが
うまく歩けないので手を添えて補助したり
お水を飲ませたり、声をかけたり、温度調節をしたりで
すぐに夜が明けました。

泊まり込んで3日目の11月29日の深夜、
両親と私にかこまれて、のりは旅立ちました。
苦しまず、静かな最期でした。。


のりは寡黙で肝のすわった猫でした。
たくさんの人にかわいがってもらい
自由に猫の生活を楽しんだように思います。
お別れはいつも寂しいものですが
心の中をほっこりあたたかにしてくれる
たくさんの楽しい思い出を家族に残してくれました。。


* * * * * *

2日後に、のりをお寺に連れていきました。
よんよんを送ってから2年ぶり2回目の葬儀でした。。

お寺での出来事は、後篇で。。



それでは、本日ここまで。
たくさん読んでくださり、ありがとうございました。

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コメント:一覧

#1405 No title
のりちゃん、素晴らしい誇らしき猫でしたね!!
もう前編だけでウルウルのTOKITTYですわ。。

黒猫は賢い子が多い気がします。
知的で品格があって思慮深くて、
あまり感情を出さないけれど、
実はハートはアツイ。。

とねこりさんと出会えて
本当にいい人生(猫生)でしたね。
ご実家のご両親さまにもたくさん可愛がられて。
お父さんに抱っこされてる表情が得意気で満足気。

後編も楽しみにしてますわ!
#1407 No title
のりさんは、飼ってもらう事を意識できた利口な猫さんだったのでしょうね。
「ココがボクの居場所!」そう決めたから、頑張ったのかもしれません。
イジメられて見切りをつけた(生まれたお家)には戻らないゾ!ココで頑張るゾ!って。

猫として、精一杯の努力をして、家族の仲間入りをしたノリさん!
キミは頭が良くて「見る目がある」
だから、最後まで優しく看取られたんだね。
飼い猫としても最高な最後だったね。
家族の見守る中での旅立ちは、なかなか出来ません。
幸せの中の旅立ちでしたね。
#1408 No title
のりおさん・・母猫にいじめられて家出って(涙)
お父さまの腕の中の誇らしげなお顔がステキです。

自由なねこさんたちですが
「いまここで大人しくしてないとダメだ」
って分かってる気がします。
ちょっぴり切ないような、賢さに驚くような。
ひじきは実家に委ねてるときはいい子です(笑)

後篇が楽しみです☆
#1409 No title
のりおさんの事と過去の記事を読んで涙がとまりません。

のりおさんもどうしてもご実家にいたかったんでしょうね。
抱っこが大好きなとってもお利口さん。
道を開いてくれたのはとねこりさん、
だけど幸せを勝ち取ったのはのりおさんですね。

出会いがあると別れがあることは分かっているのだけど
悲しみ以上の幸せをくれるものですよね。
素敵なのりおさん、幸せだったね。
#1410 No title
家族になった仔の分だけ思い出がありますよね。
のりおくん、自分で幸せを引き寄せた仔なんですね。
寂しさと温かな気持ちが混ざり合っています。
#1411 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
#1412 No title
のりおくんのお話、読ませていただきました。

そして、過去記事を再び読ませていただいて・・・
朝から号泣してしまいました。
何度読んでも感動します。
今も涙があふれて、キーボードがよく見えず、間違ってばかりで進みません。(笑)

とねこりさんの愛情の深さゆえの出会いなのだと思います。

のりおくんのお話、後編が待ちきれないです!
#1413 *TOKITTYさん*
黒猫さんはやっぱり賢い子が多い気がしますよね。
穏やかな子も。
のりは生きている頃から
「今後、こんな猫には出逢えないかもしれない」と
思わせるものがありました。
もちろん、どんな猫さんも唯一の個性や魅力を持っていますが
のりは、なんだか達観しているような雰囲気がありました。
ノラ生活も(自ら)経験して、苦労した時期もありましたが
とても自由に猫生を楽しんだように思えます^^
TOKITTYさんのところの猫さん達もみんな魅力あふれる子ばかり。
だからこそステキな作品が生まれるんですよね。
猫さんの持っている不思議パワーは計り知れないですね^^
#1414 *Sabimamaさん*
そうですね。。
のりはちゃんと状況判断できていたのかもしれないですね。
母は動物が苦手なので、のりだったからこそだったんです。
のりの努力があって初めて合格点(しかも満点!)が貰えたんだと思います^^
最後、病院に連れて行くかどうかは本当に悩みました。
いろんな考え方があるし、正解もないのかもしれませんが
のりが自分で選んだ終の住処で最期をむかえられたことは
よかったと思っています。

コメント丁寧にご報告くださってありがとうございました^^
#1415 *tomoさん*
ごはんも寝るところもある場所から離れようと決心するのは
よっぽど辛かったんでしょうね、のり。。泣
そう言えば、のりは人に対してはとても友好的でしたが
猫にはすごく厳しかった!
猫嫌いになっちゃってたのかもしれないですね!母猫憎し。。
幸い、実家で一人っ子の生活だったので
父をクッション代わりに独り占めしてご満悦だったことでしょう笑

猫さん、状況判断してますよね。
と言うか、やっぱり黒猫さんは特にだと私は思ってます。
状況が分かるだけに慎重になったり、時に大胆に(きいろさんのように!)
なったり出来るのだと思います。黒猫ばんざーい^^
#1416 *ひなさん*
以前の記事も読んでくださったんですね。
ありがとうございました。

本当にのりの努力が実を結んで勝ち取った終の住処でしたね。。
のりが初めて実家にやって来た時、
たまたま私も実家に来ていたのですが
商店街でたくさんの家がある中、ウチによく立ち寄ったものだと思います。
出逢いのタイミングってすごいですよね。
ひなさんとモシュちゃんの出逢いの時にも思いましたが
あと1分でも時間がずれていたら、見かけなかったかもしれないのに
”見かけてしまった”。それがご縁なのでしょうね。。
#1417 *なっつばー さん*
同じ出会いなんてないですもんね。。
出逢えたよろこび、一緒に暮らすありがたさを感じますよね。
のりは、ホント自分で”自分の場所”をつかみ取ったんだと思います^^
つかみ取った後は、わりと気ままに楽しんでいたようですよ。
みんなが褒めて可愛がっていたので・・^^
#1418 *ぐうたらかあさん*
過去記事含め、たくさん読んでくださって
ありがとうございました。。
泣きながらキーボードを打つぐうたらかあさんを想像して
なんかかわいくなっちゃったりして^^
よんよんや、のりとの間にあった出来事は
人によって受け取り方はいろいろだと思いますし
これまであまり人に話さずにきました。
でも、ブログを通して共感してくださる方がいてくださることが
とてもありがたく、実際とても気持ちが楽になったんです^^
ブログ始めてよかったと思えます^^
#1419 No title
のりおさん、本当に賢そうで気品があります!
のりおさん、自分で自分の居場所を見つけたんですね
受け入れて貰えて、本当に幸せだったでしょうね

後編に興味津々です^^v
#1420 *ほんなあほなさん*
ありがとうございます^^
のりは、いつの間にかみんなの心をつかんでいました。
一度は生まれた家から家出をした猫さんなので、
いつかフラリと出て行ってしまうのでは、と
心配もあったのですが、
ずっと一緒にいてくれてよかったです^^
家族みんなを幸せにしてくれました。
#1427 No title
やつたね!のりさん。
痛みを代わりに引き受けたんだね!
男だね!かっこ良い最後だ!
男前の黒猫さんだね!
#1455 *Sabimamaさん*
のりを褒めてくださって、ありがとうございます。
とっても大人しくて、それほど甘えるでもなく、
肝のすわった猫さんでした。
去り際に粋なことやってくれたホント男前にゃんこでしたね。。
感謝の気持ち、しっかり受け止めてくれるかな。。

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